ガン抑制に効果があるといわれるフコイダンとは?

現代では、日本人の死因第1位の病気は悪性新生物、すなわち、ガンです。ガンとは、本来は正常な細胞が、発がん性物質や放射線などの影響でガン細胞に変異し、増殖したものです。体内のさまざまな臓器に発生し、その機能を徐々に低下させていくやっかいな病気です。
現在は、昔と比べてかなり治療技術が進歩したとはいえ、完治が困難なガンはまだまだ多く、治療法の確立が求められています。
やっかいな病気であるガンですが、古くから、完治のための治療法だけでなく、ガン抑制に効果があるとされる食品の研究も並行して進められてきました。
そのような食品としてよく知られているのがフコイダンです。フコイダンの研究は数十年も前から進められており、日本癌学会でもフコイダンのガン抑制効果に関する報告が行われているほどです。

フコイダンとはどのような食品?

では、ガン抑制効果が認められているフコイダンとはどのような食品なのでしょうか。
フコイダンは、主にコンブやワカメ、モズクなどの海藻類に含まれる多糖類です。コンブなどの表面にはヌルヌルした物質が付着していますが、このヌルヌル成分にフコイダンが多く含まれています。
フコイダンのガン抑制効果として、第1に、アポトーシス効果があります。ガン細胞は正常な細胞と異なり、無限に増殖し続けます。フコイダンには、ガン細胞に対して、一定期間経過後に自然に死に至らしめる効果があります。これがアポトーシス効果です。
もう1つの効果は、免疫機能強化です。人間の体内にはガン細胞を見つけ次第攻撃して死滅させる、免疫細胞が存在します。フコイダンには、この免疫細胞の働きを活性化させてガン細胞に対する攻撃力を高める効果があるのです。

フコイダンを選ぶときの注意点とは

ところで、多糖類であるフコイダンは、平均分子量が20万以上とも言われる、大変分子量が大きい高分子物質です。
しかし、あまり分子量が大きい物質はそのままでは人間の体内で消化することができません。消化できる分子量の上限は3000程度とも言われています。
そのため、数万から数十万の分子量の状態でフコイダンを摂取しても、胃や腸では消化できず、便とともに排出されるだけになってしまいます。
そこで、フコイダン製品を購入する場合には、まず、含有されているフコイダンの分子量に着目することが重要です。
また、高分子のフコイダンを単純にぶつ切りにして低分子にしただけの場合は、本来フコイダンが有する機能が損なわれしまうおそれがありますが、近年では製造方法の工夫によって、機能を低下させずに分子量を小さくする技術も開発されています。例えば、分子量500以下の超低分子のフコイダンも世の中に登場しています。