ガン抑制に効果があるフコイダンとは?

さまざまな効果をうたう健康食品の中でも、実際にその効果が実証されているものはあまり多くありません。そのような健康食品の1つがフコイダンです。このフコイダンの効果として最もよく知られているのがガン抑制効果です。
体内の正常な細胞に、発がん性物質や放射線などの外部刺激が加わったときに、細胞の遺伝子が傷つけられると、正常細胞がガン細胞に変異することがあります。このガン細胞が急激に増殖して腫瘍化したのが、悪性腫瘍、すなわちガンです。
ガンは現在の日本人の死因第一位でもあるやっかいな病気。近年ではかなり治療技術が進歩し、さまざまな治療法が開発されたとはいえ、まだ根治が難しい病気の1つです。
フコイダンには、ガン細胞の増殖を抑える効果があることがすでに知られており、日本のみならず海外でもさまざまな研究が進められています。

フコイダンとはどんな食品なの?

フコイダンとは、コンブやワカメ、モズクなどの海藻類に含まれる硫酸化多糖類。これらの海藻類の表面にはヌルヌルした粘液状の物質が付着していますが、フコイダンはこの粘液状物質に多く含まれています。
また、多糖類であるフコイダンは、平均分子量が20万以上という、大変分子量の大きい物質です。
一方で、人間の体は分子量が一定以上に大きい物質は消化器官で吸収することができない仕組みになっています。人間が消化できる分子量の大きさは、せいぜい3000程度と言われています。
分子量20万以上の高分子の状態では、フコイダンを摂取しても体内に吸収することはできません。ここがフコイダンの難点でしたが、近年では製造技術が向上し、かなり低い分子量の食品にすることができるようになりました。

フコイダンのガン抑制効果とは?

フコイダンのガン抑制効果としては、大きく分けて2つあります。
1つは、アポトーシス効果です。正常な細胞はある一定期間が経過すると自然に死に至るような構造になっているのですが、ガン細胞はそうではありません。
そのため、ガン細胞は無限に増殖し、これがガンがどんどん大きくなる原因の1つとなっています。
フコイダンのアポトーシス効果とは、ガン細胞に対して自然に死に至らしめること。これにより、ガン細胞の無限増殖を抑え、ガンの成長を抑制できるのです。
もう1つの効果は、免疫機能の強化です。人間の体内には、ガン細胞を見つけると自動的に攻撃する免疫細胞が存在します。しかし、体力の低下などで免疫細胞の機能が低下すると、ガン細胞の増殖を抑えきれなくなります。
フコイダンは、この免疫細胞の働きを強化することで、ガン細胞に対する攻撃力をアップさせ、ガンの成長を抑えることができるのです。